2009年 08月 17日
外壁墨汁塗の2年半後 |
2年半前に建設した我が事務所の外壁は、杉の赤身板に墨汁を塗っています。
お問い合わせをいただいたこともあり、こちらの現況をレポートします。
全体的に見るとそれ程色落ちはしていません。
時間を経てなかなかいい感じになってきました。
自然系の塗料としてみれば耐久性はあるほうではないでしょうか。
さて、墨汁ですが窓枠の下あたりは色落ちしています。
東南向きの外壁なので風雨にはかなりさらされます。
窓の下は水切りにも気を使ったのですがやはり、一番過酷な条件となったようです。
この外壁の杉板は実は超仕上(かんな掛けをした綺麗な仕上)をしてあるので塗装は
乗りにくい状態です。墨汁のことを考えると表面はもっとラフな仕上げのほうが定着します。
墨汁の色落ちですが杉の赤身を使っているので耐久性としては特に気にしていません。
しばらくこのまま外壁の経年変化を見ていきたいと思っています。
by shu-arch63
| 2009-08-17 14:31
| 素材