2017年 07月 09日
みえ木造塾2017 第2回講義でした |
昨日は今年度、2回目のみえ木造塾でした。
三重大のレーモンドホールを会場にお借りしての講義で
テーマは「日本の住まいの歴史」
講師は中川武先生。建築史がご専門です。
2015年に早稲田大学教授を退官され、今は明治村館長をされています。
日本の建築の歴史をひも解きながら、住まいの歴史を話されました。
印象的だったのは、庭のお話し。
限られた空間で広がりを出すために庭を抽象化したり、
開口部から見える庭を切り取ったり。
抽象化することによって見る人の色んな想像が働き広がりが出る。
このことはよく言われている事ではあるのですが
中川先生は実際の建築の空間の魅力をとてもわかりやすく説明
しながらなので説得力があります。
それはまた、実践的でもあると感じました。
日本の建築は抽象化されたもので
そこに広がりがあり、自然があるともおっしゃっていました。
魅力的な歴史的建物もたくさんご紹介いただき刺激的な講義でした。
by shu-arch63
| 2017-07-09 18:44
| イベント報告